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2021/12/08 10:15

[NO2145]

第19回 暦餅 雪餅

百合根の練り切り

北海道羊蹄からおが屑に詰まった沢山の百合根が届きました。

百合根の鱗茎を丁寧にはがし、汚れをとったきれいな部分だけを蒸し、裏漉します。

北海道十勝の手亡豆の白餡少量と練り込みます。

中餡は北海道十勝小豆のこし餡。

ご注文によって、きんとん製、絞りに創りわけております。

鑑賞用百合根は毒性があるので、食用に適した苦味の少ないコオニユリなどの種類を使います。


6年の手間暇をかけて育てられる球根。


百合根は球根の中でも鱗茎と分類されて、らっきょ、ニンニクの仲間です。鱗茎は根ではなく、百合の葉の変化したものです。

茎頂点培養施設で球根を作り、春から秋まで土の中で栄養を蓄え!冬は一旦掘り起こして、おが屑の中で休眠。翌年また、土に戻し、それを繰り返す事6年。手作業で丁寧に育てられます。


百合根は花のように鱗茎が重なっている姿が和合、吉祥のことから、年を重ねる。と言う縁起担ぎからお節に子孫繁栄、無病息災を祈り食べられるようになったそうです。

百合根は古くから滋養強壮などの薬とされていました。炭水化物はじゃがいもの2倍。カリウムは野菜の中ではトップクラス。葉酸、食物繊維も豊富で栄養価が高い食品です。


こんな貴重な百合根の和菓子をどうぞ、召し上がってくださいませ。、

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